人工知能に関する断創録

このブログでは人工知能のさまざまな分野について調査したことをまとめています(更新停止: 2019年12月31日)

2006-01-01から1年間の記事一覧

ガンビットでプログラミング

ガンビット(2006/5/12)の続き。 ファイナルファンタジー XIIでプログラミングを始めよう ABAの日誌さん経由。 まとめるとガンビットを通してプログラミングや自動化の面白さを感じてほしいってことらしい。FFXIIは200万本以上売れてるそうなのでゲームを通…

予測可能な予測不能性

素人のように考え、玄人として実行する―問題解決のメタ技術 (PHP文庫)作者: 金出武雄出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2004/11メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 128回この商品を含むブログ (61件) を見る本箱に入ってた上の本をもう一度読み直してたら新…

フロー

「おもしろい」のゲームデザイン ―楽しいゲームを作る理論作者: Raph Koster,酒井皇治出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2005/12/17メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 25人 クリック: 383回この商品を含むブログ (60件) を見る 作業中に高い…

ブロックの落下

ブロックが自動落下するように修正します。テトリスは落ちゲーなのでブロックが落ちないことには始まりません。tetris05.jarブロックが落下するためにはゲームループを実装します。ゲームループが回るたびにブロックが下に移動するように変更すればいいです…

記憶の編集力

ひらめき脳 (新潮新書)作者: 茂木健一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/04/15メディア: 新書購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (112件) を見る 人間の脳というのは、つくづく不思議な存在です。正確な記憶を持つということと、新しい意味…

環境の最適化

ファクター4。快適さを二倍にし、資源消費を半分にすることで、同一資源消費あたりの快適さを四倍にするという考え方。人々の生活水準を維持しながらも持続可能な文明を実現する。ユビキタス・コンピュータ革命―次世代社会の世界標準 (角川oneテーマ21)作者:…

エントロピー

ランダムの中の規則性(2006/4/25)の続き。偶然はつまりランダムだ。ランダムとは試行の結果が等確率で出現することだ。たとえば、サイコロは1〜6は全部等確率の1/6で出現するからランダムな現象だ。コインを投げたときに表も裏も1/2で出現するからランダム…

ヒトと機械の境界面

森山和道の「ヒトと機械の境界面」 インテリジェンス・ダイナミクス2006(2006/4/7)の詳細なレポートがあります。参加してない方は必見!

ガンビット

何か今さらって感じがするけどFinal Fantasy XIIをちょっとずつやってる。ファイナルファンタジーXII(特典無し)出版社/メーカー: スクウェア・エニックス発売日: 2006/03/16メディア: Video Game購入: 10人 クリック: 116回この商品を含むブログ (330件) を…

発明アルゴリズム

発明家たちの思考回路 奇抜なアイデアを生み出す技術 (HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)作者: エヴァン・I・シュワルツ,桃井緑美子出版社/メーカー: ランダムハウス講談社発売日: 2006/01/27メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 46回この商品を含むブログ (1…

決定論的自由

解明される意識作者: ダニエル・C.デネット,Daniel C. Dennett,山口泰司出版社/メーカー: 青土社発売日: 1997/12メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 108回この商品を含むブログ (36件) を見るダーウィンの危険な思想―生命の意味と進化作者: ダニエル・C.デ…

分散情報検索

分散情報検索 6次の隔たり P2P クラスター パーソナライゼーション モバイルエージェント 集合知 民主主義 Winny Winnyの技術作者: 金子勇,アスキー書籍編集部出版社/メーカー: アスキー発売日: 2005/10メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 307回この商品…

アクティブレンダリング

Javaでゲームを作るときの基礎技術としてアクティブレンダリングを取り上げます。repaint()を使わずに自前で描画処理(レンダリング)を行う定石です。repaint()はいつ描画するか自分で決められませんがアクティブレンダリングを使うと自分で決められます。a…

BGMを鳴らす

無音の世界で寂しかったのでBGMでも付けてみます。すでに作ってあるサウンドエンジン(2005/12/10)を組み込んで音を鳴らすだけなんで簡単です。マップごとに独自のBGMを用意する。マップ切り替え時にBGMを切り替えるあたりがミソです。ちなみにMIDIファイル…

複雑系入門

複雑系入門―知のフロンティアへの冒険作者: 井庭崇,福原義久出版社/メーカー: NTT出版発売日: 1998/06メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 60回この商品を含むブログ (26件) を見る複雑系という分野をもう少し体系的に知りたいと思い紹介されてたこの本を読…

Web 2.0の実世界拡張

すべてを自動化する(2006/4/28)の続き。現在、個人の手でできる自動化はサイバースペースに限られている*1。これを実世界にまで広げる簡便な手段がほしい。Web 2.0の流れを実世界まで広げることはできないか。APIの実世界版、Real World Automation Tool(…

すべてを自動化する

人工知能は究極の自動化(2005/7/3)の続き。人工知能は人間の知能を工学的に実現するのが究極の目的ではある。しかし、今は人間にしかできないあらゆる知的活動を自動化するのが目的って考えると結構イメージが変わる気がする。最近、自動化が快感になって…

ランダムの中の規則性

偶然とは何か(2006/04/24)の続き。第2章は『運命』。たとえば、コインを投げて表・裏のどっちが出るかは予測できないし、さいころをふって1〜6のどの目が出るかも予測できない。これらの試行を繰り返した結果はランダムだと考えられる。前から疑問に思って…

偶然とは何か

何の因果関係もなく、予期しない出来事が起こるさま広辞苑 偶然とは何か―北欧神話で読む現代数学理論全6章作者: イーヴァルエクランド,Ivar Ekeland,南條郁子出版社/メーカー: 創元社発売日: 2006/02メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 21回この商品を含む…

ブロックの積み上げ

ブロックを積めるようにします。tetris06.jar ブロックの積み上げ まず一番大枠を見てみます。MainPanel.javaのゲームループを見てください。ブロックの落下(2006/5/28)でブロックが落下する処理block.move(Block.DOWN)をゲームループに追加しました。ブロ…

壁との衝突判定

壁や積まれたブロックと重ならないようにします。tetris04.jar衝突判定は移動するときに行います。というわけでBlockクラスのmove()を見てみます。 /** * dirの方向にブロックを移動 * * @param dir 方向 */ public void move(int dir) { switch (dir) { cas…

第52回 人工知能セミナー

第52回 人工知能セミナー(リンク切れ)がある。今回も前回(2006/03/30)と同じく人工知能学事典出版記念セミナーのようだ。知識モデリング、Webインテリジェンス、機械学習、データマイニングなどの解説。興味ある分野なのですごく聴きに行きたいけれど神…

ブロックの移動と回転

キー操作でブロックが移動、回転するようにします。スペースキーで回転。NキーでI型ブロックへ変更です。tetris03.jar キー操作 まずはキー操作から見てみます。矢印キーでブロックが移動し、スペースキーか上キーで回転するようにします。そのためにはMainP…

ソフトウェア開発技術者試験

を受けてきた。これは今年の目標(2006/1/1)の1つ。ソフトウェア開発技術者試験は基本情報とテクニカルエンジニア(ネットワーク、データベース、セキュリティなど)の中間に位置する難しさで試験範囲がものすごく広い。ソフトウェアに関する仕事やってる身…

Googleを破壊する方法

破壊するって言ってもDoS攻撃するわけじゃないですから(笑)ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/02/07メディア: 新書購入: 61人 クリック: 996回この商品を含むブログ (2399件) …

生物進化とアイデア進化

生物の進化ってのは自己複製・交叉・突然変異の3つから成り立っているらしい。これはアイデアの進化にも当てはまるアナロジーだ。 自己複製 ⇔ アイデアの模倣 交叉 ⇔ アイデア同士の組合せ ここまではよさそう。アイデアの突然変異ってのは何がいいかな?既…

インテリジェンス・ダイナミクス2006

インテリジェンス・ダイナミクス2006(2006/02/20)の続き。聴講してきた。久しぶりに興奮するアイデアに出会った。『多様な経験から生み出されるインテリジェンス・モデル』って講演とQRIOを使ったデモ。何がすごいかって言うとまったく異なる複数のタスク…

ロボットの教育的利用

人工知能とメディア・ゲーム・教育 (2)の続き。教育支援システムの話を聴いた。いわゆるe-Learningはコンピュータの画面を見て学習を進めるという形態がほとんどのようだ。マインドストーム―子供、コンピューター、そして強力なアイデア作者: シーモアパパー…

人工知能とメディア・ゲーム・教育 (2)

人工知能とメディア・ゲーム・教育(2006/03/06)の続き。人工知能とメディア・ゲーム・教育(リンク切れ)という人工知能学会のセミナーを聴講してきた。『人工知能学事典』の出版記念セミナーで事典のメディア・ゲーム・教育の章を扱った講演だった。この…

ストレンジアトラクタ

決定論的カオス(2005/11/21)の続き。コメントにあるku__ra__geさんに教えてもらった図を描いてみた。ロジスティック方程式において横軸にaを縦軸にx(81)〜x(100)をプロットしたグラフ。初期値 x(0) は0.3とした。このグラフはロジスティック方程式の定常状…