生物進化とアイデア進化
生物の進化ってのは自己複製・交叉・突然変異の3つから成り立っているらしい。これはアイデアの進化にも当てはまるアナロジーだ。
- 自己複製 ⇔ アイデアの模倣
- 交叉 ⇔ アイデア同士の組合せ
ここまではよさそう。アイデアの突然変異ってのは何がいいかな?既存の知識を複製する際に勘違いしてしまうことなんかよさそう。
知識を誤って複製することは本当はいけないけどこういう勘違いでアイデアが進化するきっかけになるかも。細部まできっちり理解すること(完全な複製)は進化の妨げになる。

- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/02/07
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って本に「アイデアだけではダメで動く形にして初めて評価される。口先だけではダメ」って言うGoogle社員の談話があったんだけどこれは誤りだと思う。
本当に重要なのはアイデアなのだ。ダメなアイデアでも口先三寸でオープンにするのが重要だ。オープンすれば誰かが複製し、交叉し、突然変異して何かに化けるかもしれない。実現するのは本当に誰でもいい。どうせアイデアの利益を享受する多くの人には誰がやったかなんて関係ないことなのだから。ウェブの発明者って知ってます?
生物の進化には方向性がないと言われる。アイデアの進化も方向性がなくてよいのではないか。というか方向性がない方が予測不能で楽しい。