記憶の編集力
- 作者: 茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/04/15
- メディア: 新書
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人間の脳というのは、つくづく不思議な存在です。正確な記憶を持つということと、新しい意味に気づくということは、もしかしたらトレードオフの関係(両立しない関係)にあるのかもしれないのです。
p.129
コンピュータのメモリーはいったんデジタル情報として蓄えられたらそのままの形で変化することはない(正確な記憶)。一方、人間の記憶は時間が経つにつれ編集されていく。蓄えられた記憶の結びつきや関係性が常に変化することを記憶の編集力と呼んでいて、これが人間特有のひらめきや創造力と結びついているという指摘だ。
コンピュータに記憶の編集力にあたる仕組み、蓄えられた情報の結びつきや関係性が常に変化する仕組みを入れられれば創造力を実装できるのかなぁ。
ちなみにp.12とp.13のアハ!ピクチャー、答えを知ってても見えてこない・・・前に『世界一受けたい授業』でやってたときは見えてたのに。一発学習できてないじゃん。
関連リンク
- Change Blindness(2003/7/12)
- セレンディピティ・マシン(2005/8/11)
- 生物進化とアイデア進化(2006/4/13)