人工知能に関する断創録

このブログでは人工知能のさまざまな分野について調査したことをまとめています(更新停止: 2019年12月31日)

2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ソフトウェア工学

最近、大規模プログラムを書くのに必須な技術を勉強している。たとえば、下のようなの。 UML バージョン管理システム(CVS、Subversion、Sourceforge) ドキュメント管理(Doxygen、pydoc) ユニットテスト(JUnit, CppUnit, PyUnit) ビルド(Make、Ant) …

ウロボロス(Ouroboros)

ラブレス夫人も、バッベジ*1に劣らずはっきりと気づいていたことであるが、解析機関の発明によって、ことに解析機関が「自分の尻尾を食べること」(機械が自分自身の記憶されているプログラムに手をつけ変更するときに作り出される不思議の環を表現したバッ…

自己言及の定理(ゲーデル)

ゲーデル・エッシャー・バッハの3人目の重要人物はK・ゲーデル。ゲーデルは不完全性定理の証明の過程で自己言及のパラドックスをうまく回避しつつ自己言及を可能にするテクニックを編み出しました。自己言及は時にとんでもないパラドックスを引き起こします…

無限の可視化(エッシャー)

ゲーデル・エッシャー・バッハの2人目の重要人物はM・C・エッシャー。とても不思議な絵を描くことで有名な人です。私も高校の教科書でエッシャーの絵を初めて知り仰天した覚えがあります。 不思議の環の概念に内在するのは無限の概念だ。というのも、環は無…

無限に上昇するカノン(バッハ)

ゲーデル・エッシャー・バッハの序論を読む。バッハのフーガ、エッシャーの絵画、ゲーデルの定理をもとにこれらの背後にある「不思議の環」という概念を考えましょうという内容。不思議の環とは、ある階層システムの段階を上へ(あるいは下へ)移動すること…