生物学
今さらだけどベストセラーである『生物と無生物のあいだ』を読んだ。大学研究室の生々しい現状とか研究者の内情とかところどころあってなかなか面白い(そっちの方が本編より面白かったりして)。生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社…
本能はどこまで本能か―ヒトと動物の行動の起源作者: マーク・S.ブランバーグ,Mark S. Blumberg,塩原通緒出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/11メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 49回この商品を含むブログ (22件) を見る 本能という言葉は、科学的に…
ソロモンの指環―動物行動学入門作者: コンラートローレンツ,Konrad Zacharias Lorenz,日高敏隆出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/06メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (29件) を見る動物の心が生き生きと描かれている。私も犬飼って…
アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界作者: ドゥーガル・ディクソン,今泉吉典出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2004/07/09メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 84回この商品を含むブログ (63件) を見る人類滅亡後の動物たちを想像して描…
このような動物の来歴話を集めてみると、そこには、おのずからひとつの一般的な考えが提示される。それは前世紀なら、さしずめ教訓とか道徳といわれた種類のものであろう。もちろん人はそれぞれの考えに従って、その好みにあった教訓を見出すであろう。だが…
生命40億年全史作者: リチャードフォーティ,Richard A. Fortey,渡辺政隆出版社/メーカー: 草思社発売日: 2003/03メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 45回この商品を含むブログ (40件) を見るこの本は40億年前に宇宙の塵から生命が誕生したところから人類誕…
という授業を聞きにいった。講師はなんと北野宏明さん。北野さんのお名前は遺伝的アルゴリズムのサーベイしていた時に始めて知ったが、実際に会ったのは始めて。人工知能学会誌2002年11月号の学生フォーラム(p.701)に略歴が紹介されている。とにかくすごい…
動物行動学は強化学習と関係がある。もともと「強化」という概念はこの分野で使われていた言葉のようだ。というわけでいくつか本を読んでみた。ティンバーゲンは読んだが内容をメモっとくの忘れてしまった。バーネットは今読んでいる最中なので面白い話は載…
今日も見た。今日は情報と生命科学の話。つまり、バイオインフォマティクス。解説は、小長谷さん。小長谷さんは、前に人工知能学会のセミナーに行ったとき、話を聞いたことがあった。顔を知っていると親しみがわく。小長谷さんは、人工知能学会誌で解説もよ…
という五條堀孝さんのお話を聴いた。バイオインフォマティクスには2つの立場、生命を情報の流れてして見る情報生命科学(Information Biology)と生命科学に情報技術を使うバイオITがある。一つ目の立場では、システムとして統合化してシミュレーション(ド…
『情報処理』に面白い話が載っていた。60兆といわれる細胞の集合体である人間を再構成するのに必要な情報がたった30億文字(CD-ROM1枚分ちょっと)しかないという事実だ。遺伝子に限っては3万〜4万程度しかない。そこで、どのようにすれば30億文字に人間を再…
今日は、CBRCの見学につれていってもらった。端的に言うと「難しそう」と感じた。やればできると信じてはいるけれど、不安に感じた1日だった(かも)。話の内容は面白いものが多かったと思う。「バイオインフォマティクス」の本を読んでいたので、話の概要は…
Yahoo!の掲示板を読んでいたら、生命の定義という話が出てきたので記録しておく。どれも有名な格言らしい。が、本当に定義できるのかは、かなり怪しいと思う。 生命とは死に抵抗する力の総体である。(M.F.X.ビシャー) 生命とは正常で特異的な構造の積極的…
昨日の講演で小長谷さんが、「バイオインフォマティクスをやるには生物学の知識が欠かせない。この部分で差がつく」というようなことをおっしゃっていた。というわけで下の本を借りてみた。細胞の分子生物学作者: Bruce Alberts,Julian Lewis,Martin Raff,Pe…
第42回人工知能セミナー「バイオインフォマティクスの世界」へ参加した。内容は少し難しかったように思う。特に興味深かったのは、慶應義塾大学の冨田勝さんの「E-CELLプロジェクト:細胞のコンピュータ シミュレーションとその未来医療への応用」というお話…