2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧
SPTKの使い方 (3)(2012/7/7)の続き。今回は、SPTKでフーリエ変換してみます。SPTKには、fftとfftrという2つのコマンドがありました。fftが複素信号用、fftrが実信号用です。音声信号は実信号なので今回はfftrを使います。 サイン波の作成 まずFFTするサイ…
SPTKの使い方 (2)(2012/7/4)の続き。今回は、SPTKマニュアルの2章のピッチ抽出(pitch extraction)を試してみます。ピッチとは声の高さのことで、基本周波数やF0とも呼ばれます*1。ピッチは、人間の発声におけるアクセント、イントネーション、感情表出な…
SPTKの使い方 (1)(2012/7/1)のつづき。今回は、音声波形の一部を切り出すbcutコマンドを使ってみます。これよく使うので便利です。音声ファイルdata.short(rawファイルです)の1000サンプル目から11000サンプル目を切り出したいときは、 bcut +s -s 1000 …
SPTK(Signal Processing Toolkit)という音声信号処理のツールの使い方を紹介していきます。SPTKには、音声を分析するための豊富なコマンドが約120個も提供されています。今までPythonで窓関数、FFT、MFCC、LPCなどを苦労して実装してきました(Pythonで音…