人工知能に関する断創録

人工知能、認知科学、心理学、ロボティクス、生物学などに興味を持っています。このブログでは人工知能のさまざまな分野について調査したことをまとめています。最近は、機械学習、Deep Learning、Kerasに関する記事が多いです。



人工知能

人工知能によるコンテンツ生成と著作権

今朝の読売新聞に面白い記事があったのでご紹介。 AI芸術著作権は? 人工知能(AI)が自動的に作った楽曲や小説は「誰の作品」になるのか。政府は「AIアート」が将来、本格的に普及するとみて、 年明けから著作権のあり方について議論を始める。 そもそも著…

人工知能を実現する学習アルゴリズムに必要な能力

今年は、Deep Learningを研究する予定(2014/1/4)だったのだけれど、多層パーセプトロンまで到達した(2014/2/5)ところで少々(?)足踏みしている。Deep Learningの構成要素であるボルツマンマシンを理解するのに手間取っているためだ。ボルツマンマシン…

知能の原理

さっき共立出版から案内が来て初めて知りましたが、知の創成―身体性認知科学への招待(2005/3/15)の著者、R. Pfeifer氏の新著が出版されたようです。翻訳されるまで全然知りませんでした。非常に面白そうな内容なので読み終わったらレビューしようと思いま…

Google CADIE

4月バカかと思ったらリリースは3月31日23時59分59秒だった。これはどこの時間だ(笑)なんか川柳が読めるらしいけど。これがうわさのGoogle AI(2007/2/20)かな?CADIE: 自己認識タイプ分散人工知能 Cognitive Autoheuristic Distributed-Intelligence Enti…

人工知能に関して追究したい三つのテーマ

この日記の最初のエントリが2002年2月21日なので、人工知能の勉強を開始してから大体7年経ったことになる。当初は、はてなダイアリーではなく、研究室のサーバを借りて運用していたのを思い出す。今まで人工知能に関係のあるいろんな分野を勉強・調査・研究…

機械はどれだけ人間に近づけるのか

「機械はどれだけ人間に近づけるのか」チームラボが人工無能コンテストを開催中(CodeZine) オモロ検索エンジン「サグール」や「サグールテレビ」で知られるチームラボは2月5日、第2回チームラボアルゴリズムコンテストの募集を開始した。「人間の手によら…

これならわかる人工知能入門

人工知能学会の活動がまとめられたページに学会が監修した『これならわかる人工知能入門(PDF)』ってマンガが公開されてました。人工知能はSFだと思ってる人が多いだろうし、こういう現状をわかりやすく伝える試みはいいかも。でもあのオチはどうかと思った…

探索による問題解決

今日は、エージェントアプローチ人工知能第2版の3章「探索による問題解決」を読んでた。そういえば大学の人工知能の講義では一番はじめに探索やったなぁ。この本にも載ってるけど8クイーンとか15パズルが例に出て探索アルゴリズムの説明とか受けた覚えがある…

人工知能の関連分野

エージェントアプローチ人工知能の第2版が届いたのでさっそく読み始めた。今日は1章。人工知能と関連する分野とそこで扱われる疑問が面白かったのでまとめておく(pp.6-16)。こういう広大な領域と関係があるからやっぱり面白いんだよなぁ。哲学 形式的規則…

エージェントアプローチ人工知能 第2版 日本語版

エージェントアプローチ人工知能 第2版作者: S.J.Russell,P.Norvig,古川康一出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2008/07/10メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 485回この商品を含むブログ (17件) を見るエージェントアプローチ人工知能 第2版の日本語版がつ…

バベッジの階差機関

160年を経て完成した『バベッジの階差機関』:動画で紹介 かのチャールズ・バベッジの階差機関を160年ぶりに復元したというニュースがありました。昔は半導体なんてなかったから全部機械式だったんですね。見に行きたいなぁ。そのうち解析機関も作るつもりな…

渕一博記念コロキウム

論理と推論技術:四半世紀の展開 1982年からはじまった第五世代コンピュータ計画に関する講演会の資料が公開されています。講演会も聴きに行きましたけど、学会の古参が人工知能の全盛期、旧きよき時代をなつかしむといった感じでした。まあ温故知新。 関連…

人間の人間的な利用

情報時代の見えないヒーロー[ノーバート・ウィーナー伝]作者: フロー・コンウェイ,ジム・シーゲルマン,松浦俊輔出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2006/12/14メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (16件) を見るサイバネティクスの…

今後10年間のウェブの潮流

CNETに 今後10年間のウェブ潮流を10の要素からひもとく という面白い記事があったのでご紹介。The Read/Write Webというブログの翻訳記事。今後10年間のウェブで重要となるだろう技術を10個挙げている。その10個とは、 セマンティックウェブ 人工知能 仮想世…

IFX理論

21世紀の国富論作者: 原丈人出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2007/06/21メディア: 単行本購入: 25人 クリック: 199回この商品を含むブログ (120件) を見る著者の原丈人氏はASCIIで人工知能の記事を書いていてそれを読んでから注目していた。この人はベンチャ…

楽観主義者レイ・カーツワイル

カーツワイル氏に関してはポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき作者: レイ・カーツワイル,井上健,小野木明恵,野中香方子,福田実出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2007/01メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 117回この商…

人工知能のパラドックス

人工知能のパラドックス―コンピュータ世界の夢と現実 (ケイ・プラス・ケイ・プレス)作者: サムウィリアムズ,Sam Williams,本田成親出版社/メーカー: 工学図書発売日: 2004/12メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (6件) を見る人工知能の歴…

Google AI

Googleが人工知能を構築しようとしているらしい。さすが天下のGoogle様といったところか。そのうちGoogle AIっていう名前でリリースされたりして(笑)どんなものを考えているのか興味がある。初めて聞いたのだけれど何か文献が出ているのかな? グーグルのL…

環境知能シンポジウム2006のビデオ配信

天知、地知、我知、子知、機知(2006/10/3)の続き。環境知能シンポジウム2006の講演ビデオがここにアップロードされてます。講演内容をアップロードしてくれる講演会やシンポジウムが増えるといいなぁ。

天知、地知、我知、子知、機知

この前、環境知能シンポジウム2006というのを聴講してきた。環境知能とは、ユビキタスと人工知能を合わせたような概念だと理解している。環境に知的なエージェントが溶け込み、いろいろ助けてくれるってイメージ。そこで、哲学者の東浩紀さんが環境管理とい…

Web2.0時代の知識収集

tripletspaceさんの人工知能2.0(リンク切れ)を読んで思ったこと。私は最初セマンティックWebの考え方を聞いたとき、理想はすばらしい!でもユーザがわざわざタグ付けなんてするはずねー、と思ってたのだが・・・時代は変わるものだ。今はソーシャルブック…

Web2.0で人工知能を作ろう

Web2.0 BOOK作者: 小川浩,後藤康成出版社/メーカー: インプレス発売日: 2006/03/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 111回この商品を含むブログ (145件) を見るこの本を読んでみた。セマンティックWebに興味があり、Web2.0もその関係で調べている。最近…

特化は昆虫レベル?

人間に必要な能力とは、おしめを取り替え、侵略を計画し、ブタを屠殺し、船を操り、建物を設計し、詩を書き、勘定を精算し、壁を作り、骨を接ぎ、死を慰み、命令を受け、命令を下し、協力し、一人で行動し、方程式を解き、新たな問題を分析し、馬糞を投げつ…

現代は、考える機械を誇りにし、考えようとする人間を疑う時代である。

現代は、考える機械を誇りにし、考えようとする人間を疑う時代である。H・マンフォード・ジョーンズ 人間は誤ることがあるから疑って当然ではないか?その誤りが創造につながるからいいんじゃない?機械は誤ることがないから創造性がないのかも。

人工知能の第一人者 J・マッカーシー氏に聞く

人工知能の第一人者 J・マッカーシー氏に聞く AI研究、半世紀の歴史を振り返る Marvin Minskyと並ぶ人工知能の大御所John McCarthyの記事がCNETに掲載されていた。下の部分に一番興味持った。 記者:独創性というのは、単純にプログラムに何らかのランダム性…

環境の最適化

ファクター4。快適さを二倍にし、資源消費を半分にすることで、同一資源消費あたりの快適さを四倍にするという考え方。人々の生活水準を維持しながらも持続可能な文明を実現する。ユビキタス・コンピュータ革命―次世代社会の世界標準 (角川oneテーマ21)作者:…

Web 2.0の実世界拡張

すべてを自動化する(2006/4/28)の続き。現在、個人の手でできる自動化はサイバースペースに限られている*1。これを実世界にまで広げる簡便な手段がほしい。Web 2.0の流れを実世界まで広げることはできないか。APIの実世界版、Real World Automation Tool(…

すべてを自動化する

人工知能は究極の自動化(2005/7/3)の続き。人工知能は人間の知能を工学的に実現するのが究極の目的ではある。しかし、今は人間にしかできないあらゆる知的活動を自動化するのが目的って考えると結構イメージが変わる気がする。最近、自動化が快感になって…

Googleを破壊する方法

破壊するって言ってもDoS攻撃するわけじゃないですから(笑)ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/02/07メディア: 新書購入: 61人 クリック: 996回この商品を含むブログ (2399件) …

インテリジェンス・ダイナミクス2006

インテリジェンス・ダイナミクス2006(2006/02/20)の続き。聴講してきた。久しぶりに興奮するアイデアに出会った。『多様な経験から生み出されるインテリジェンス・モデル』って講演とQRIOを使ったデモ。何がすごいかって言うとまったく異なる複数のタスク…

人工知能とメディア・ゲーム・教育 (2)

人工知能とメディア・ゲーム・教育(2006/03/06)の続き。人工知能とメディア・ゲーム・教育(リンク切れ)という人工知能学会のセミナーを聴講してきた。『人工知能学事典』の出版記念セミナーで事典のメディア・ゲーム・教育の章を扱った講演だった。この…

かけがえのない人工物

瀬名秀明さんの造語。知能の謎 認知発達ロボティクスの挑戦 (ブルーバックス)作者: けいはんな社会的知能発生学研究会,瀬名秀明,浅田稔,銅谷賢治,谷淳,茂木健一郎,開一夫,中島秀之,石黒浩,國吉康夫,柴田智広出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/12/17メディ…

エージェントはWebから何を学べるか?

Webマイニング(2006/01/04)の続き。上の元記事で紹介したWebマイニングのサーベイ論文でWebマイニングとエージェント技術の関係について論じられていた。エージェントってのはいろんな意味がある エージェントとは(2002/7/23) この論文ではWebマイニング…

今後10年の人工知能

今後10年の人工知能(リンク切れ)という人工知能学会のワークショップに行ってきた。大学とAI、産業とAI、未来社会とAI、わくわくするAIといった内容。面白そうな内容なのに参加者が異様に少なかった。いろいろ収穫もあり、ここで長々と感想を書いてもよ…

Minsky氏の講演ビデオ

ミンスキー氏の講演会(2005/09/30)の講演ビデオが人工知能学会のサイト(リンク切れ)にアップされたようだ。人工知能の父の姿を拝んでおくのもよいかと。

AI事典

AI 事典 第2版作者: 土屋俊,中島秀之,中川裕志,橋田浩一,松原仁,大澤幸生,高間康史出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2003/03/18メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (7件) を見る人工知能について本格的に勉強を始めたとき、この本の第1版…

機械の感情

以前から考えてた感情の意味について面白い説明があったのでメモっておきたい。 わたしの意見では、感情とは定型化された行動パターンで、それが生存価を持つことが証明されたために、自然淘汰を通じて強化されたものだ。明らかに、怒って闘ったり、怖がって…

Strong AIが開く素晴らしき新世界

レイ・カーツワイルが描く「素晴らしき新世界」 著名発明家が予測「人類は最先端技術と『融合』する」(上) 著名発明家が予測「人類は最先端技術と『融合』する」(下) 面白い記事がありました。カーツワイル氏がまたすごいことを言ってます。 記者:あなたが…

ミンスキー氏の講演会

に行ってきた。人工知能の創始者の1人であり、人工知能の父*1と呼ばれる人だ。私にとってはチューリングやフォン・ノイマンと同列の伝説的な存在だなぁ。まさか直接講演が聴けるとは思ってなかった。最初入ってきたとき何かどっしりしてて怖そうな印象だった…

Return to the Blocks World!

ダートマス会議再び(2005/08/14)の続き。かつての人工知能研究は、常識を持つ機械の創造という大野望のもとに進められたが、近年はその目標が忘れ去られ各分野が独自の道を歩んでいる。これからの人工知能研究は各技術を統合するメタ理論を構築する必要が…

Personal Digital Assistance

前からほしいと思っていたPDAをついに購入した。PDAはPersonal Digital Assistanceの略だ。個人電子秘書とでも訳そうか。今のレベルでもスケジュール管理とかで結構役に立つと思うし、いろいろ遊べて面白いのだがPDAというレベルには達してないだろう・・・…

Marvin Minsky氏来日!!!

人工知能学会主催でMinsky氏の講演会が9月30日に開かれるようです。AI研究で大きな成果をあげるには?多様な「人間の常識」をコンピュータに持たせることが重要というテーマ。ダートマス会議再び(2005/8/14)で紹介した論文もMinsky氏のものです。常識の重…

ダートマス会議再び

面白い論文があったので紹介したい。M. Minsky, P. Singh and A. Sloman: The St. Thomas Common Sense Symposium Designing Architectures for Human-Level Intelligence (PDF), AI Magazine, 25(2), pp.113-124, 2004この論文では、人工知能の将来と今後の…

セレンディピティ・マシン

セレンディピティ・マシン 未知なる世界、発見への航海作者: DAVID GREEN,羽山博出版社/メーカー: インプレス発売日: 2005/03/18メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (11件) を見るって本を読んだ。情報科学の広大な範囲をやさしく解説して…

AIに関するいくつかの格言

『スピリチュアル・マシーン』に載っていたAI関連の格言をメモしておこう。 『人工低脳』(AS—Artificial Stupidity)とは、人間の思考という通常の連想されるたぐいの問題を引き起こすことができるコンピュータ・プログラムを創造しようという科学者の試み…

スピリチュアル・マシーン

自由意志のパラドックス(2005/8/8)で読んでた上の本を読み終わった。著者のカーツワイルさんの未来予測はかなり正確だそうだが、今回はちょっと信じられない。第III部に2009年と2019年と2029年と2099年の未来予測が書かれている。本当にこうなるのかな、こ…

AIルネッサンス

AI奇想曲―「知」の次世代アーキテクチャ (Books in form)作者: 竹内郁雄出版社/メーカー: NTT出版発売日: 1992/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見る少し古い本だけど面白そうなので読んでみた。 本書はコンピュータ…

人工知能は究極の自動化

だと考える。究極を目指すにはまず目先の自動化には徹底的に取り組まなければならない。単純な手作業を絶対してはならない!たとえば、手作業で文字列を置換したり、データを加工したり、いちいちコマンドを打ち込んだりしないようにしたい。こういう作業を…

Cyc

についてしばらく調べてみようと思う。Cycは知識(常識)データベースのこと。現在もさまざまな知識を追加しているようだ。かのミンスキー氏もCycプロジェクトを褒めていてずっと気になっていた。どんなものかじっくり調べて使ってみたい。The Cyc System: N…

考える脳 考えるコンピューター

考える脳 考えるコンピューター(2005/4/11)のつづき。上の本を一通り読み終わった。個々のアイデアはどっかで聞いたことあるなというのが多かったが、それらを統合し記憶と予測で多くの知的な能力を説明しているのが面白い。たとえば想像力。 何かを想像す…