不気味の谷のアクトロイド
- 作者: 安西祐一郎,瀬名秀明,井上博允,金出武雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/09/18
- メディア: 単行本
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という本を読んでたら、不気味の谷という面白い言葉が出てきた。
かつて森政弘が「不気味の谷」という仮説を提唱した。横軸に健常人との類似度を、縦軸に親和度をそれぞれ置いたとき、横軸が進むにつれてロボットへの親しみは増すが、ある地点で急速にカーブは下降し、不気味さ(uncanny)へと転化するというのである。またその谷は動かないものより動くもののほうが大きいという。
ロボット学創成、p.87
図で書くと下のような感じ(ロボット学創成、p.88の図から改変)。
アクトロイドというのは愛知万博にも出てる人間そっくりのロボット。ココロという会社と大阪大学の石黒先生*1のところで作られたようだ。前にROBODEXで似たようなロボットを間近で見たんだけど壊れてたらしく首が曲がってて怖かった。
・・・失礼かもしれないけど、見れば見るほど不気味だ(笑)こういうの出すとロボット・人工知能研究している人が全員こういうの目指してると勘違いされそうで怖い。
映画 A.I.(2002/5/18)でも書いたけど、人間そっくりの形は個人的に嫌悪感を感じる。一方、ASIMOとかQRIOみたいな、いかにも未来のロボットですってのも好みじゃない。昔ドラえもんか何かの漫画で芋ほりが好きなロボットが出てきた*2んだけどああいうのがいいなぁ。または、こういうファンシーなのが好きだ。構造的に無理があるのかな?