人工知能に関する断創録

このブログでは人工知能のさまざまな分野について調査したことをまとめています(更新停止: 2019年12月31日)

不気味の谷のアクトロイド

岩波講座 ロボット学〈1〉ロボット学創成

岩波講座 ロボット学〈1〉ロボット学創成

という本を読んでたら、不気味の谷という面白い言葉が出てきた。

かつて森政弘が「不気味の谷」という仮説を提唱した。横軸に健常人との類似度を、縦軸に親和度をそれぞれ置いたとき、横軸が進むにつれてロボットへの親しみは増すが、ある地点で急速にカーブは下降し、不気味さ(uncanny)へと転化するというのである。またその谷は動かないものより動くもののほうが大きいという。

ロボット学創成、p.87

図で書くと下のような感じ(ロボット学創成、p.88の図から改変)。

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アクトロイドというのは愛知万博にも出てる人間そっくりのロボット。ココロという会社と大阪大学の石黒先生*1のところで作られたようだ。前にROBODEXで似たようなロボットを間近で見たんだけど壊れてたらしく首が曲がってて怖かった。

・・・失礼かもしれないけど、見れば見るほど不気味だ(笑)こういうの出すとロボット・人工知能研究している人が全員こういうの目指してると勘違いされそうで怖い。

映画 A.I.(2002/5/18)でも書いたけど、人間そっくりの形は個人的に嫌悪感を感じる。一方、ASIMOとかQRIOみたいな、いかにも未来のロボットですってのも好みじゃない。昔ドラえもんか何かの漫画で芋ほりが好きなロボットが出てきた*2んだけどああいうのがいいなぁ。または、こういうファンシーなのが好きだ。構造的に無理があるのかな?

*1:石黒先生のとこだったのかー。今知った。

*2:思い出した。21エモンのゴンスケってロボットだった。