ロボット入門
の一般向けの本をいくつか読んだ。
- 作者: 瀬名秀明
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2001/07
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大人のための徹底!ロボット学―最新テクノロジーから、ロボカップまで
- 作者: 北野宏明
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2001/01
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瀬名さんは
- 作者: 瀬名秀明
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1996/12
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- 作者: 瀬名秀明
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2000/12
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- 作者: 瀬名秀明
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2000/12
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とかの小説を書いてきたがロボットにも興味があるらしい。ロボット研究者を取材した結果がまとめられている。北野さんは遺伝的アルゴリズム(GA)のサーベイを行っていたとき初めて知り、ずっとGAの研究者かと思っていた。去年ROBODEXに行った時(2002/3/29)、北野共生システムプロジェクトというのでヒューマノイドを作っているということも聞いていた。さらにあのRoboCupの提唱者の1人でもあるらしい。人工知能学会でも取り上げられていたがすごい人だ。
上の2つとも似たようなことが書かれているが、主にヒューマノイドとRoboCupが中心。ヒューマノイドを作る意味とかいろいろ考察してあり面白かった。RoboCupというのはロボットにサッカーをやらせるというだけで、あまり注目していなかったのだが、人工知能やロボティクスにとって重要なんだと考えが変わった。
以前の人工知能研究の中心にチェスがあった(チェスは人工知能のハエと称された、生物学の主な研究対象がショウジョウバエであったことに関連づけている)が、ディープブルーが世界チャンピョンを破ったことで今では研究が下火になってきている。そのチェスに変わる新しい題材としてサッカーを選んだらしい(日本の研究者が提案したというのもうれしい)。サッカーはチェスと違って、動的、実時間、不完全情報、記号化困難、分散システム、マルチエージェントなど従来の人工知能が扱ってなかった技術を必要としているため絶好の対象とのこと。
2050年にはヒューマノイドロボットのチームで人間のチャンピョンチームに勝つことを目標としている(ライト兄弟が初飛行してから人類が月に行くまで66年しかかかっていないことなどから50年あればできると考えたらしい)。50年ていうと自分は70歳くらい生きているかわからないけどどうなるか楽しみ。できれば自分も何かしら貢献したい。サッカーができるくらいなら十分実用できると思うしね。