映画 A.I.
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2003/12/06
- メディア: DVD
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を見た感想。ますますAIが誤解されそうな内容だった。そのものずばりAIなんて名前は付けないでほしかった!映画は特に影響力は大きいし。今回は、HALみたいにAIが悪いのじゃなくて、人間の方が悪い設定だったみたい。でも、AIを創ること自体問題で研究者が一番悪いみたいな流れだったように思う。アメリカのキリスト教文化ではそうなるのか。たぶんあんな状況になるのはずっと先(いつかは来ると信じているが)で今考える必要なんてないのだろうけど・・・
最終的にはAIがああいう方向性に突っ走って社会問題になることもあるかもしれない(まず、クローンが先にそうなるだろうが)。科学が暴発することは歴史が証明している。だからこそ一人一人が正確な知識を持って科学に対して議論していかなきゃいけないのに、あれじゃ逆に誤った知識を植え付けてしまい、AI研究まで抑圧してしまう。その先の工学の誤った利用のところを抑圧しなければならないのに。
純粋にフィクション映画としては面白かった。特に、ロボットよりヒトが醜悪に描かれていたこと(道具を使う責任は全て人間にある。ヒト型のロボットをばらばらに破壊して面白がる程度まで人間が行ったらもう人間とは呼べない!)。その人間とは対照的にヒトの形をしていない未来人がより人間的だったことも意味深い。あと、設定として都市が海中に沈んだりしていたこと。あの謎の生命体。最もいいと思ったのは熊のぬいぐるみ。AIロボットを実現するとしてもヒト型にするのはやはり少しは問題だ。あの熊みたいな方がよい。逆にAIがらみのところは憤りであまり面白くなかった。あと、アメリカの映画って必ず○○○のシーンがあるけどどうにかならないのかね・・・もし家族で見てたら場が持たない(笑)