人工知能に関する断創録

このブログでは人工知能のさまざまな分野について調査したことをまとめています(更新停止: 2019年12月31日)

2002-03-01から1ヶ月間の記事一覧

AIは中世の錬金術

ドレイファスさんがAIを批判している人というのは知っていたが、彼は「AIは中世の錬金術に似ている」と発言しているらしい。 錬金術(alchemy) 古代エジプトに起り、アラビアを経てヨーロッパに伝わった原始的な化学技術。近代化学の基礎がつくられるまで全…

ROBODEX2002の見学

今日は、パシフィコ横浜で開催されているROBODEX2002というロボットの博覧会を見学してきた。雨なにの満員で盛況ぶりが伺えた。まあ、「AIの体だから」見ておこうかと思ってはるばる横浜まで行ったけど行っただけの価値があったと思う。まず、「アシモ」とい…

CBRCの見学

今日は、CBRCの見学につれていってもらった。端的に言うと「難しそう」と感じた。やればできると信じてはいるけれど、不安に感じた1日だった(かも)。話の内容は面白いものが多かったと思う。「バイオインフォマティクス」の本を読んでいたので、話の概要は…

頭に電極

今日の読売新聞の夕刊に面白い記事が出ていた。 猿の脳から直接コンピューター作動アカゲザルの脳とコンピューターをつなげることで、コンピューターのカーソルを動かす実験に米ブラウン大の研究チームが成功した。障害で手を動かすことができない人を補助す…

コンピュータウィルスの実用的利用

コンピュータウィルスを何か実用的な仕事に利用できないかという研究があるらしい。Purdue大学のEugene SpaffordなどのA-Lifer(A-Lifeの研究者)は他人のハードディスクを壊す目的ではなく、A-Lifeの一つの形態としてコンピュータウィルスを研究している。…

フランケンシュタイン・コンプレックス

『人工生命の美学』という本を読んでいたのだが、そこにフランケンシュタイン・コンプレックスという面白い話が載っていた。人工生命の美学―コンピュータがつくる新たな生態系 (キーワード事典)作者: T‐BRAIN CLUB,HUMANMEDIA出版社/メーカー: 洋泉社発売日:…

フェッセンデンの宇宙

人工生命―進化する"ビットの生命たち"のふしぎ作者: Ellen Thro,米津光浩,神成淳司出版社/メーカー: カットシステム発売日: 1995/09メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (3件) を見るまえがきから引用。 「人工生命は本当に生きているとい…

人工生命

最近、人工生命に興味が起こりいろいろ調べてみた。すごいリンク集として人工生命の宝庫というサイトがあった。ここのリンク集からもいろいろ調べられるが、基礎知識がないと少しつらいので、「進化する"ビットの生命たち"のふしぎ 人工生命」という本を借り…

生命の定義

Yahoo!の掲示板を読んでいたら、生命の定義という話が出てきたので記録しておく。どれも有名な格言らしい。が、本当に定義できるのかは、かなり怪しいと思う。 生命とは死に抵抗する力の総体である。(M.F.X.ビシャー) 生命とは正常で特異的な構造の積極的…

ライフゲーム

ライフゲームはコンウェイ(John Horton Conway)が発明したコンピュータゲーム。ゲームと言っても勝ち負けや相手がいるわけではなく、初期値を与えて、経過を見るだけ。画面に映る抽象的な動画はまるで生命のようにも感じられる。このライフゲームとフォン…

バイオニック・ヒューマン

読売新聞に面白い記事が出ていた。人間と機械を融合させる研究が進んでいるらしい。米科学誌サイエンスで「バイオニック・ヒューマン(生物工学人間)」の特集が組まれている。失われた機能の回復をめざす研究が中心。人工心臓、人工肝臓、人工網膜、人工の…

生物学の知識

昨日の講演で小長谷さんが、「バイオインフォマティクスをやるには生物学の知識が欠かせない。この部分で差がつく」というようなことをおっしゃっていた。というわけで下の本を借りてみた。細胞の分子生物学作者: Bruce Alberts,Julian Lewis,Martin Raff,Pe…