バイオニック・ヒューマン
読売新聞に面白い記事が出ていた。人間と機械を融合させる研究が進んでいるらしい。米科学誌サイエンスで「バイオニック・ヒューマン(生物工学人間)」の特集が組まれている。失われた機能の回復をめざす研究が中心。人工心臓、人工肝臓、人工網膜、人工の腱、コンピュータ制御の義手などがあるらしい。
手塚治虫さんの『火の鳥』という漫画に体の臓器の60%を人工のものに取り替えられ、頭脳も電子頭脳に取り替えられた主人公が出てくる。この主人公が手術をした博士に「おねがいだ。ぼくを人間かロボットかどっちかにはっきりさせてくれっ!」と叫ぶシーンが出てきたが、こういうことがそう遠くない未来におきるのだろうか?
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1992/12
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神経細胞と電子素子の接合も試みられていて興味深い。素子と神経を微細なワイヤでつなぎ、他人の感覚も素子で受信できるという話が載っていた。文字通り「他人の痛みがわかる」らしい。