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人工知能に関する断創録

人工知能、認知科学、心理学、ロボティクス、生物学などに興味を持っています。このブログでは人工知能のさまざまな分野について調査したことをまとめています。最近は、機械学習、Deep Learning、Kerasに関する記事が多いです。



知能の原理

さっき共立出版から案内が来て初めて知りましたが、知の創成―身体性認知科学への招待(2005/3/15)の著者、R. Pfeifer氏の新著が出版されたようです。翻訳されるまで全然知りませんでした。非常に面白そうな内容なので読み終わったらレビューしようと思いま…

人間と機械の心理学

未来のモノのデザイン作者: ドナルド・A・ノーマン,安村通晃,岡本明,伊賀聡一郎,上野晶子出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2008/10/25メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 87回この商品を含むブログ (31件) を見るを読んだ。『誰のためのデザイン?』で有名…

思い出工学

私事だけど23年間住んできた家がついに取り壊された。もうぼろぼろであちこち壊れてて建て直さないと危険なような家だったけどけっこう愛着あったなぁ。壊された残骸を見てると少し悲しくなる。家の中には思い出があふれてた。柱の背比べの線、ドアにクレヨ…

昨日、明晰夢を見た

昨日の夜、久しぶりに明晰夢を見た。起きた後に覚えていられた明晰夢を見たのは15年ぶりくらいだな。 お花畑の上空を飛んでいた。すーっと飛べるというよりいつ墜落してもおかしくないような危なっかしい飛び方。「これは夢だ」と気づいた瞬間にまわりがはっ…

幼児の感情とコモンセンス知識の獲得

幼児のコモンセンス知識研究会(2006/10/13)で講演されたMinsky氏の映像が公開されてた。ただし会員限定とのこと。研究会はただで登録できるから興味ある人は見てみるとよいかも。前回の講演会(2005/9/30)はスライド無視でガンガン話してたのに今回はスラ…

The Emotion Machine

The Emotion Machine: Commonsense Thinking, Artificial Intelligence, and the Future of the Human Mind作者: Marvin Minsky出版社/メーカー: Simon & Schuster発売日: 2006/11/07メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (9…

明晰夢を見るコツ

夢見の技法(2006/11/20)の続き。基本 明晰夢を見たいという意欲を持つ 夢をよく思い出す 目覚めた直後に思い出せることを書き留める 日ごろから今見ているのは夢か自問する 記憶法による明晰夢誘導(MIDL)『明晰夢 夢見の技法』p.169 早朝、自然に夢から…

夢見の技法

明晰夢―夢見の技法作者: スティーヴンラバージ,Stephen LaBerge,大林正博出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2005/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 53回この商品を含むブログ (10件) を見る よくあることだが、眠っているとき、いま目の前に現れているの…

先を読む頭脳

先を読む頭脳作者: 羽生善治,松原仁,伊藤毅志出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/08/24メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 47回この商品を含むブログ (31件) を見る将棋のプロ羽生さんがどうやって将棋を指しているかを認知科学的に分析してみようという…

ロボット化する子どもたち

ロボット化する子どもたち―「学び」の認知科学 (認知科学のフロンティア)作者: 渡部信一出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 2005/11メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (13件) を見るロボットと自閉症児(2003/9/6)の続き。この著者は、…

幼児のコモンセンス知識研究会

幼児のコモンセンス知識研究会(リンク切れ)という人工知能学会の第二種研究会が発足している。2回目はなんとMarvin Minsky教授の講演があるらしい。 今年は1956年にマッカーシー、サイモン、ミンスキー、シャノン他の第一線の情報関連の研究者が人工知能(…

明晰夢

犬も夢を見る(2006/8/27)のつづき。夢をどうして見るのかよくわからないが、自分の思考なのにコントロールできないってのはすごく不思議じゃないですか?何か第三者みたいな、映画を見るような感覚で夢を見ている・・・ところがどっこい自分でコントロール…

犬も夢を見る

うちの犬がうぉううぉうといつもと違う吠え方をしてたのでそっと見てみたら横になりながら脚をぴくぴくさせて吠えてた。眼がぐりぐり動いてたので夢を見て寝言を言ってたのかもしれない。寝ている間に眼がぐりぐり動く現象は急速眼球運動、REM(Rapid Eye Mo…

自己制御機構

目からウロコの心理学―「心のメカニズム」を解明する103の視点!作者: 齋藤勇出版社/メーカー: PHPエディターズグループ発売日: 2006/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る心理学の新刊本です。最近流行ってるんです…

手にとるように心理学がわかる本

手にとるように心理学がわかる本作者: 渋谷昌三,小野寺敦子出版社/メーカー: かんき出版発売日: 2006/05メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 19回この商品を含むブログ (18件) を見る新刊の心理学本。絵も可愛いし、説明もわかりやすい。身近な題材がいっぱ…

フロー

「おもしろい」のゲームデザイン ―楽しいゲームを作る理論作者: Raph Koster,酒井皇治出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2005/12/17メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 25人 クリック: 383回この商品を含むブログ (60件) を見る 作業中に高い…

人工知能は非常識な奴

続・科学の終焉(おわり)―未知なる心 (Naturaーeye science)作者: ジョンホーガン,筒井康隆,John Horgan,竹内薫出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2000/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (11件) を見る心に関する広範囲な分野…

Mind Hacks

Mind Hacks ―実験で知る脳と心のシステム作者: Tom Stafford,Matt Webb,夏目大出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2005/12/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 14人 クリック: 195回この商品を含むブログ (200件) を見る異色のハックシリーズ…

HAI:ヒューマンエージェントインタラクション

第49回人工知能セミナー(リンク切れ)に行った。HAIは以前強化学習で使えないか検討したことがあった。Human Agent Interaction(2003/12/28)。第一人者の山田誠二さんから話を聴けたのでよかった。HAIは人間とエージェント間でのインタラクション設計が目…

メタ学習:脳の汎用的な問題解決能力の基盤の理解にむけて

メタ学習:脳の汎用的な問題解決能力の基盤の理解にむけて(リンク切れ)という認知科学会の講演会が先週土曜日に産総研であった。AI学会のMLに流れてきたのが直前の金曜日で気づかず聴きに行けなかったのが残念だ。Miyazawa's Weblogさんの感想(リンク切れ…

心と脳の正体に迫る

心と脳の正体に迫る 成長・進化する意識、遍在する知性作者: 天外伺朗,瀬名秀明出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2005/09/17メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (15件) を見る瀬名さんと土井さんの対談集です。著者の天外伺朗と…

愛情と目標

Minsky氏の講演会が近々あるのでそれに備えて、『Emotion Machine』を読んでいる。 Marvin Minsky氏来日!!!(2005/9/9) Part II の Attachments and Goals に面白いことが書いてあった。前に報酬の学習(2003/02/18)で 何を報酬とするか(つまりやりた…

心理学

心理学 (New Liberal Arts Selection)作者: 無藤隆,遠藤由美,玉瀬耕治,森敏昭出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2004/03/01メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 66回この商品を含むブログ (21件) を見る心理学を体系的に理解したいと思って本を探してたのだけ…

内発的動機づけ

発達の本質(2005/7/5)の続き。何かを求めて外に向かおうとする力(=自発性)はいったい何なのか? 「何かを求めて外に向かおうとする力」とは何なのか。この素朴な疑問への一般解が「内発的動機づけ」である。内発的動機づけとは、それ自体が内的報酬とな…

発達の本質

2005年7月号の人工知能学会誌(pp.500-501)に面白い記事があったので紹介したい。著者は小嶋秀樹さん。AAAI Spring Symposium: Developmental Roboticsという会議の会議報告を書いている。Developmental Roboticsというのは訳すと発達ロボティクスとなる。…

認知アーキテクチャ

目標。過去に提案された認知アーキテクチャを徹底的に調べてみる。とりあえず論文を収集してみよう。

インテリジェンス・ダイナミクス2005

インテリジェンス・ダイナミクス2005(リンク切れ)というシンポジウムが今年も開かれる。去年、参加したけどとても楽しい話が聞けた。インテリジェンス・ダイナミクス(動的知能学)というのはソニーの土井さんの造語。上のサイトを見ると下のように説明さ…

知の創成―身体性認知科学への招待

古典的人工知能に代わる新しい人工知能のパラダイム、身体性認知科学、行動に基づく知能に関する本。知の創成―身体性認知科学への招待作者: ロルフファイファー,クリスチャンシャイアー,石黒章夫,細田耕,小林宏出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2001/11/10…

反応形成(Shaping)

に関する面白いムービーを見つけた(QuickTimeが必要)。 ベルをつつく行動のシェイピング 絵の弁別訓練 すごくおりこうな鳩だ。実際の動物で強化学習しているの始めてみたので感動した。ここでは、このムービーでやられている反応形成についてメモっとく。…

メイザーの学習と行動

メイザーの学習と行動作者: ジェームズ・E.メイザー,磯博行,坂上貴之,川合伸幸出版社/メーカー: 二瓶社発売日: 1999/09メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (8件) を見るを読む。著者はジェームズ・E.メイザー。動物の学習心理学に関する本…

Change Blindness

人工知能学会誌の今月号の特集は「知の起源」というテーマで面白い論文が多かった。その中の 鈴木宏昭: 認知の創発的性質 : 生成性, 冗長性, 局所相互作用, 開放性 という論文で Change Blindness という面白い現象が紹介されていた。ある画像とその一部だけ…

心の座

講座現代の心理学〈1〉心とは何か作者: 藤永保出版社/メーカー: 小学館発売日: 1981/10メディア: 単行本この商品を含むブログを見るって本に心に関する疑問点が列挙されていた。そこに「心は胸のあたりにあるように感じられるのはなぜでしょうか」というのが…

報酬の学習

強化学習は心理学ではオペラント条件付けと呼ばれ、報酬は強化因子と呼ばれている。山脇さんの論文*1に強化因子、つまり報酬の種類として3つあげられていた。強化因子とは人を動かす力のあるものであり、嗜好品のような一次性強化因子、賞賛のような社会的強…

報酬の自律生成

強化学習のサーベイを行ったが、その中で一番面白いと思った論文は、山口: 強化信号のコミュニケーションに基づくマルチエージェント強化学習、 情報処理学会研究報告 知能と複雑系、 Vol.2000-ICS-121, pp.91-98, 2000何が面白いかというと強化学習における…

Cogプロジェクト

Cogプロジェクトについて調べることにした。ここのFAQに次のような面白いものがあった。 Q: コグってチューリングテストに通るの? A: 通りません。だけど人間の幼児だって通らないでしょう?

ピアジェの発達心理学

今日は、放送大学で「心的発達と教育・社会化」という認知科学の話がやっていた。発達というのは広辞苑によると、 個体がその生命活動において、環境に適応してゆく過程、人類の文化遺産の習得によって身体的、精神的に変化する過程、成長と学習との二要因を…

情報装置としての人間

新聞のTV欄見てたら、放送大学(家では5ch)で「情報装置としての人間」というのがやっていたので見てみた。たった45分だったけどかなり面白かった。講師は植田一博さんと佐倉統さん。佐倉さんは何かの本を読んだので名前は知っていた(結構若い人なんで驚い…

サルも笑う

読売新聞2003年1月6日号に面白い記事が載っていた。どうやらサルも笑うらしい。 「動物の中で笑うのはヒトだけである」と言ったのは、万物の祖・アリストテレス。だが、これは間違い。野生チンパンジー研究で有名な西田利貞・京大教授によるとチンパンジーも…

動物の心

動物に心はあるのか?自己認識はあるのか?そして知能はあるのか?というのは興味深い問題である。これらは動物行動学などの分野で研究されている。心をもつ機械―人工知能の誕生と進化作者: スタン・フランクリン,林一出版社/メーカー: 三田出版会発売日: 19…

AIという言葉

人工知能の未来は―AIはいま、どこまで人間らしくなったか作者: ジョージジョンソン,渕一博出版社/メーカー: 日本実業出版社発売日: 1988/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るから少し長いけど引用。『ゲーデル、エッシャー、バッハ』の著者…

ブライテンベルクビークル

知の創成でブライテンベルクビークルという面白いロボットが紹介されていた。ブライテンベルクは脳研究者で簡単なロボット(車輪とセンサしかないようなもの)を考えて思考実験を行った。その結論は、 きわめて単純な脳であっても、外部の観察者からは非常に…

強化学習と報酬

考えたことのメモ。強化学習の特徴の一つに報酬に基づいているというのがある。でも報酬って一体何なんだろうか。現実世界に当てはめた場合は何に相当するのか。例えば、AIBO(本当の犬でもそうだが)が「おりこうな」行動をして頭をなでられたら報酬であり…

感情とは何か

Lazarus: Progress on a cognitive-motivational-relational theory of emotion, American Psychologist, 46, 819-834.では、感情を次のように分類している。もとは、上の論文だが、岡田さんの論文岡田:感情に左右される思考, Computer Today, pp.12-18, 20…

認知科学の12のテーマ(Norman)

信念(Belief)、意識(Consciousness)、発達(Development)、感情(Emotion)、相互作用(Interaction)、言語(Language)、学習(Learning)、記憶(Memory)、知覚(Perception)、行為(Performance)、熟達(Skill)、思考(Thought)。強化学習に関…

忘却

われわれはしばしば、何かを忘れてしまった、想起できないという経験をするが、忘却は長期記憶貯蔵から情報が消失してしまったために生じるのであろうか。あるいは、情報は存在するが検索することができなくなってしまったのだろうか。 これに関しては面白い…

慣れ

それまで出会ったことのない刺激が提示されると、生体はそれに対して注目し、新しい状況に対処できるように、心拍の減少、汗腺の反応、四肢の血管の収縮などを含む一連の生理的変化を伴った全体的反応を示す。これは定位反応と呼ばれる。一方、同じ刺激が繰…

記憶

『記憶と学習』を一通り読み終わった。岩波講座 認知科学〈5〉記憶と学習作者: 市川伸一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1994/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る記憶に関する研究は、 認知科学 脳科学 神経科学 情報科学(人工知能とコ…

なぜヒトの知能か

「記憶」について調べるため、『認知科学5 記憶と学習』という本を読んだ。岩波講座 認知科学〈5〉記憶と学習作者: 市川伸一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1994/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るこの本は、認知科学、神経科学、脳科…