致死性ソフトウェア
- 作者: グレアムワトキンス,Graham Watkins,大久保寛
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1997/05
- メディア: 文庫
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コンピュータウィルスは、生物学上のウィルスと同じく伝染・潜伏・発病する機能を持っている。異なる点はウィルスは生物に危害を加えるのに対し、コンピュータウィルスはコンピュータに危害を加える点だ。
では、人間に直接危害を与えるコンピュータウィルスを作る方法はあるのか?実在しないコンピュータウィルスでどうやって生身の人間を殺せるのだろう?このSFに出てくる『ペナルティメート』というコンピュータウィルスは二つの方法をとっている。
- 人間をコンピュータの前に釘付けにし、衰弱死させる。
- 人間の脳に悪影響を与えるパターンをディスプレイに表示し、痙攣死させる。
こんなことありえないように思えるけどすでに現実になっているのだ(まあ現実ではウィルスじゃないですけど)。
1つ目の衰弱死だけれど、韓国でオンラインゲームを20日間ぶっ続けでプレイして死亡した事件が実際に起きている。2つ目の痙攣死だけれど、これも『ポケットモンスター』というアニメ番組で画面の激しい点滅によって子どもが痙攣する事件が起きている。
他に思いつくのはサブリミナル効果を狙ったウィルス、結構危険かもな。このSFみたいにどっかの誰かが人間の脳に直接影響を与えるコンピュータウィルスを作り始めたらけっこう怖いことが起こりそう。クリーンインストールで済む問題じゃなくなってしまう。
関連リンク
- ワーム(2002/2/28)
- コンピュータウィルスの実用的利用(2002/3/24)
- コンピュータが子供たちをダメにする(2002/7/30)
- コンピュータウイルスはパソコンを破壊できるか?(2005/7/22)