神は沈黙せず

- 作者: 山本弘
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/11
- メディア: 単行本
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前にアフターマン(2005/8/31)でku__ra__geさんに上のSFを教えてもらって読んでみたのだが実に面白かった!もう読み出したら止まらない感じ。
参考文献にオカルトと人工知能・人工生命が同列に並んでて何の関係があるんだ(ちょっとやばくないか)と思ってたんだけど・・・まとめ方がうまい。
大元のネタはフェッセンデンの宇宙(2002/3/16)と同じなので目新しくはないのだが細かいところが斬新だった。特に遺伝的アルゴリズムで人工知能を創ったとことかね(笑)あとサールの悪魔って初めて聞いたんだけどこれは著者の創作か?
終わり方はもっと壊滅的なの予想してたんだけど本当にこれで良かったんだろうか。久しぶりに登場人物に感情移入してしまった。
ただオカルト事例の羅列が読んでられなかった。これは本当にあったことなの?小説(フィクション)の中で事例を持ち出されてもどれが現実でどれが虚構か混乱してしまう。