人工知能に興味を持ったきっかけ
直接研究とは関係ないが回顧録。内省してみると、いつからAIに興味を持ったのか覚えていない。初めてこの言葉を目にしたのは、ドラゴンクエストIVというゲームで、キャラクタ—が思考ルーチンを持って勝手に行動してくれることをAIと宣伝していた(大げさ)。当時は、AIなどもちろん知らず、愛(ai)のことかと勘違いしていたのを覚えている(AIが日本語で愛と同じ綴りというのは面白い)。
AIやロボットの研究者は小さいころに「鉄腕アトム」のアニメを見て感動した、という話を良く聞く。自分はそんなに昔の世代ではないのでアトムは殆ど知らないが、自分の場合アニメでは「ドラえもん」か?小さい頃に鉄人兵団というドラえもんの映画を初めて見てロボットが心を持つ的な話(というかドラえもんの存在自体そうなのだけど、この映画ではもっと強烈に描かれていたため)を知り面白いと思ったのを覚えている。
そういえば、今日の新聞におもちゃメーカーが共同で2006年までにドラえもんを作るという記事が載っていた。AIやロボットの現在の技術を総動員してつくるらしい。1体で車ほどの値段がすると書いてあるが誰が買うんだ?買うほど魅力的なものにしたいと書いてあるのだけれど。
人工知能という学問分野があるのを知ったのは、何とついこの間の大学3年で人工知能論の授業を取ったときだった。イメージしていたのと大分違うなと思ったのだが、勉強していくうちに面白いと興味を持つようになっていき、現在に至る。