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人工知能に関する断創録

人工知能、認知科学、心理学、ロボティクス、生物学などに興味を持っています。このブログでは人工知能のさまざまな分野について調査したことをまとめています。最近は、機械学習・Deep Learningに関する記事が多いです。



歴史のパターン

機械学習

歴史マイニング(2006/1/24)のつづき。

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

この本は現代世界の不均衡を生み出した直接的な原因を探究している。ヨーロッパ人の征服の直接の原因は銃・病原菌・鉄だがさらに根本的な原因は何だろうか?と問いかけている。

白色人種が遺伝的に優れているといった人種による優劣に答えを求めるものもいる。だが、著者は地理的・環境的要因が決定的だったと指摘している。ユーラシアが横方向に伸びている巨大な大陸であるのに対し、アフリカ、アメリカが縦方向に伸びている大陸であったことがユーラシアの進歩が早かった根本的な原因だとさまざまな学問分野を統合して説得力のある説明をしている。

皮肉屋は「歴史とは詳細な事実の羅列にすぎない」という。ここまでの私の話で、読者がこの皮肉屋の警句を受け容れる気にならなかったことを祈る。人類史には、それを特徴づける大きなパターンが存在する。その探究は、有益な成果をもたらすだけでなく、探究するものを魅了してはなさない作業でもあるのだ。

p.45

この本は目から鱗の目白押し。言われてみれば当たり前だと思ったが、言われるまで歴史の背後に大きなパターンが潜んでいるのに気がつかなかった。

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)

文明崩壊の共通パターンを環境問題に求めている。この人の他の本もぜひ読んでみたくなった。

私は昔からCivilizationっていうゲームのファンだったけど、これは上のパターンを取り入れて作られている。ランダムマップの巨大な大陸に生まれた文明は小さな新大陸に生まれた文明よりずっと早く進歩しやすいのだ。原因は同じ大陸の各文明間で技術の交換が急速に行われるから。文明特性はあるものの人種差別的な考えはない。文明が生まれた環境によってアステカがアメリカを上回ることがあるから面白い。

シヴィライゼーション4 デラックスパック

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