6次の隔たり
- 作者: マーク・ブキャナン,阪本芳久
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2005/02/25
- メディア: 単行本
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この地球上のだれでも、たった六人分、隔たっているだけなんですって・・・大統領でもヴェネチアのゴンドラ乗りでも・・・有名人だけじゃないわ、だれとでもなのよ。ジャングルの住民とも、ティエラ・デル・フエゴの島民とも、エスキモーとも。私は六人の人をたどれば、地球上のだれとでもつながるの。すごい考えでしょ。
p.13
スタンレー・ミルグラムという心理学者が見出したものすごい法則。全世界から任意に選び出した誰と誰とでも知り合いの知り合いとたどると6人だけでつながるという。これはそう簡単には信じられない結果だけど注意深くおこなわれた社会学の研究から一般的にも成り立つことを示す有力な証拠が得られているという。
この結果と似たものは別の場所でも聞いたことがある。スモールワールド現象(2002/5/5)インターネット上の任意の2つのサイトは19リンクでたどることができるという驚くべき結果だ。この現象はスモールワールドと呼ばれていた。いわゆる「世間は狭いわねー」てやつ。
上で引用したこの本は人間の社会、インターネット、電力ネットワーク、脳、遺伝子、生態系などはすべて同じネットワークの法則にしたがっているという。ネットワークの相互作用が驚くべき現象を創発する。
なんかわくわくする話です。AIにとってとても重要な気がする・・・