統計学を拓いた異才たち
- 作者: デイヴィッドサルツブルグ,David S. Salsburg,竹内惠行,熊谷悦生
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/03/20
- メディア: 単行本
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統計学の研究者たちの伝記。
- ピアソン
- フィッシャー
- ネイマン
- ベイズ
- マハラノビス、
- コルモゴロフ、
- スチューデント(ゴセット)
などなど。定理に名前がついててどっかで聞いたことあるなーというだけの認識だったけど背景がよくつかめた。物語で読むとどういう風に統計学が発達してきたかわかって楽しい。理論を勉強するときにも全体的な流れがつかめて理解しやすくなるかもしれない。疑問に思ってるランダム性、予測不能性、偶然、カオスなどにも言及されてて興味深かった。ただ数学をやらないと本当の理解はできない・・・
神の考えを理解するには、統計学を学ばねばならない。
なぜならそれらは神の目的の尺度であるからだ。フローレンス・ナイチンゲール*1
*1:クリミア戦争で活躍した看護婦のナイチンゲールと同一人物。統計学者でもあったようだ。