ロボット・エージェントとの対話
JEITA 自然言語処理技術に関するシンポジウムに行ってきた。今年は、ロボット・エージェントとの対話というテーマ。
音声対話が中心だったけど、人工無脳のようなchatbotの研究にも少し言及されてた。初めて聞いた面白いネタがたくさんあったのでとても楽しめた。
なかでもDavid Traum氏の『Talking to Virtual Humans: Dialogue Models for Embodied Conversational Agents』という話が特に興味深かった。題名からもわかるように、現実世界の物理をコンピュータの中でシミュレートして、その中で動く仮想エージェント(デジタルヒューマン)を対象に対話の研究をしている。Return to the Blocks World!(2005/09/16)やFunctional Integration using Simulated Environment(2005/10/14)のシステムを実際に構築していたのだ。まだスクリプトの呪縛から逃れられてはいないようだけどとても面白そうで有望なアプローチな気がした。
その他の講演もとても興味深かった。たくさん考えたことがあるので少しずつ紹介したい(書くのはいつになるかわからないけど)。