人工知能に関する断創録

このブログでは人工知能のさまざまな分野について調査したことをまとめています(更新停止: 2019年12月31日)

ロボット速習システム

今日の読売新聞に面白い記事が載っていた。

富士通は二十七日、ロボットに歩行や起立などの基本動作を一分以内に教え込ませることができるシステムを開発したと発表した。これまでは「起立」を教えるのに、二、三日かかっていたが、ロボットの手足を動かす「神経回路」の調整に成功し、新しいシステムでは二十秒で教えることができる。実際に立ち上がる時間も、これまでの二十秒から七、八秒に短縮されるという。学習には人間の介添えが必要で、学習後もロボットは転倒することもあるが、「複雑な制御が必要なロボットの応用開発が飛躍的に進むことは間違いない」(富士通研究所)という。

学習するというのが注目を引いた。ミミズやナツメウナギで存在が確認された「神経振動子」をモデル化したCPG(Central Pattern Generator)という新しいニューラルネットを使っているそうだ。っていうか富士通ってロボットも研究してたのか・・・知らなかった。下の記事によるとROBODEX2003でお披露目するという。行きたいけど今年は去年以上に混みそうな気がする。