人工知能に関する断創録

このブログでは人工知能のさまざまな分野について調査したことをまとめています(更新停止: 2019年12月31日)

無限に上昇するカノン(バッハ)

ゲーデル・エッシャー・バッハの序論を読む。バッハのフーガ、エッシャーの絵画、ゲーデルの定理をもとにこれらの背後にある「不思議の環」という概念を考えましょうという内容。

不思議の環とは、ある階層システムの段階を上へ(あるいは下へ)移動することによって、意外にも出発点に帰っている現象のこと。不思議の環には無限の概念が内在しており、環は無限の行程を有限の手段で表現する手法になっている。

まず、いきなりカノン、フーガ、リチェルカーレ、主題、声部、対位法・・・と意味のわからない音楽理論の用語が頻出するわけだが、下の解説動画を見たら何となくだけどわかった。カノンってのは要するに「カエルの合唱」とか「森のクマさん」なのね。フーガも似たようなものだけど重なり方にバラエティがあるようだ。リチェルカーレはフーガの昔の呼び方。

この章で解説されているバッハの「音楽の捧げもの」もCDを借りて聴いてみた。分析的な聴き方って素人にはできないな・・・

ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版

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バッハ:音楽の捧げもの

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