ハッカーと画家
- 作者: ポールグレアム,Paul Graham,川合史朗
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2005/01
- メディア: 単行本
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Lispハッカー、ポール・グレアムさんのエッセイ集。訳者の川合さんのページに翻訳文書があっていくつか読んだことがあったけどまとめて読んだのは初めてだった。
Lispは、1956年のダートマス会議で「人工知能」という名前を初めて提唱したジョン・マッカーシーさんが作った言語。当時は人工知能の分野でよく使われていたらしい。昔の論文をあさるとプログラムがLispで書いてあったりする。『AIMA』とか『Reinforcement Learning』とかの有名な教科書でもLispでサンプルコードが提供されている(というか強化学習を勉強してたとき参考になるのがLispコードしかなくてすごい困ったよ!少し知ってたから何とかCに翻訳できたけど。)
そんなこんなでLispってPrologみたいな人工知能用の特殊言語だと思ってたんだけど、著者はLispでサーバーサイドプログラムまで書いてるらしい。しかも生産性が高いという。あんな括弧だらけの言語で読みやすいコードが書けるんだろうか?ちょっと興味がわいてきた。まあ本格的に使う気はないけど。
ちなみにポール・グレアムさんの英語版のエッセイは
http://www.paulgraham.com/articles.html
にある。Webを探せば日本語訳もあった。
関連リンク
- Lisp(2002/5/3)