考える脳 考えるコンピューター

- 作者: ジェフ・ホーキンス,サンドラ・ブレイクスリー,伊藤文英
- 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
- 発売日: 2005/03/24
- メディア: 単行本
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新刊コーナーにあったので買ってみた。著者はPalmの生みの親のホーキンスさん。彼はインテル社員だったころから人の脳とその構築に興味を持っていたらしい。インテルで脳研究をムーア社長に提案したが拒否され(半導体とは関係ないってさ!)、MITともAIの思想が合わず不合格。独学で脳や人工知能の研究を続け、ベンチャーで成功した後、再び研究を始めて書いたのがこの本。
帯に「10年以内に実現する"真の知能"を持つ機械」と大書され、しかもあの甘利俊一さんも褒めている。いったいどんな内容なのか興味を持った。わくわく。
ホーキンスさんは大脳新皮質の「記憶」と「予想」する能力が知能の根源だとしている。「記憶」と「予想」がどういうものかまだよくわからないので調べてみたい。
「記憶」は記号ではなくパターンのようなものを想定しているようだ。アソシアトロンみたいな連想を重視している。「予想」はまだ技術的な話が出てないのだけど、ベイジアンネットみたいなものかな?