エージェント=オブジェクト+α
エージェント技術―オブジェクト指向トラック (ソフトウェアテクノロジーシリーズ 3)
- 作者: 本位田真一,飯島正,大須賀昭彦
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 1999/07/25
- メディア: 単行本
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ではエージェントをオブジェクト+αという形でエージェントを定義している。その+αにあたるものとして
- エージェント間の協調性
- 自律性/能動性
- 環境の変化に対する柔軟性/頑健性
を挙げている。この+αを持ったオブジェクトがエージェントに昇格できるってことだ。それぞれ簡単にまとめておく。
- エージェント間の協調性とは複数のエージェントが協力してある目的を達成すること。基本はメッセージパッシング。エージェント通信言語、契約ネットプロトコル、黒板アーキテクチャなどで実現できる。より進んだ協調方法を実現するには相手の知識や信念を用いた推論が必要になる。
- 自律性は、エージェントが外部環境から得た情報に基づいて行動をプラニングできることを指す。情報の取得、プラニングが必要になる。環境そのものの高度情報化(セマンティックウェブみたいなの)も必要だろう。
- 柔軟性は、変化する環境へ追従できることを指す。変化の検出、適応手段の決定、学習が必要になる。
いろんな技術が必要でなんか楽しくなってきた。