アンドロイドの脳
書店でAIに関する本をあさりに行ってきた。1つめはこれ。
アンドロイドの脳 人工知能ロボット"ルーシー"を誕生させるまでの簡単な20のステップ
- 作者: スティーヴ・グランド
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2005/02/10
- メディア: 単行本
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表紙がきもいんだけど内容は面白そうだ。ざっと読んでみたのだけどけっこう難しい。著者の考えるAIが従来とどう違うのかちょっとわからなかった。もう1回精読する予定。
著者はアマチュア研究者らしい(研究で金をもらってない)。元はゲームプログラマー。『Creatures』という人工生命をテーマにしたゲームが大ヒットして4等勲章を授与されてる。これを機に今まで興味があったAIやロボット作りに取り組み始めたようだ。また、イギリス国内で21世紀に活躍するであろう最も知的な研究者18人にも選ばれている(誰が選んだかは書いてないが)。
著者が特異な経歴を持っているため非難が多いらしい。これらの非難に対する著者のひとことがすてきだ。
私は自分の金で勝手気ままに害のない趣味を追求しているだけで、人様に迷惑をかけていないのだ。
p.60
また、瀬名秀明さんが解説の中で著者の言葉を引用してまとめている(文書中のどこかはあとで調べる)。これもすてきだ。
- 科学は個人的なものだ。
- ほんとうに情熱をかき立てるのは考えなのだ。
- 本書を書こうと思った動機のひとつは、生身の人間が真の科学を研究できることを示したかったからだ。しゃれた研究所や博士号はかならずしも必要ではなく、情熱と探求心があればいい。
p.334
アマチュア研究者については別に考えたこともある。いずれ書こうと思う。とりあえずこの人は注目だ!Webサイトをじっくり読んでみよう。
関連リンク
- Steve Grand's Blog - 著者のサイト