理想と現実
今日も論文分類をした。結構進んだ。分類が終わったら、各分野の概要をまとめる。読んでいて、よく出てくる話題や論文もまとめる。まとめるのは慣れていないから、かなり苦労しそうだが何とかなる(ならいいけど)。
結構、時間をつぎ込んでいるのだが何となく充実感が薄い。AIの諸分野でどんなことをやっているか大まかにつかめてきたのだけれど。この大まかが少し気になる。
中学生の頃から「座右の書」にしているのに、John Todd「自分を鍛える」といういかにもありきたりな題名の本がある。

自分を鍛える!―生産的な習慣をつくるヒント (知的生きかた文庫)
- 作者: ジョントッド,John Todd,渡部昇一
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2002/02
- メディア: 文庫
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John Todd氏は、19Cの牧師さんなので内容はかなり時代錯誤的なものもあるんだが全体的にすごくいいことが書いてあると思う。その中に、次のような一節がある。
一つの学問をものにするのは、一つの国を征服するのと実によく似ている。もし砦や要塞を片端から徹底的に征服していくなら次々に勝利を得られるだろうが、もしあちこちに砦や要塞を征服し残しておくと自分の背後に敵を迎えることになり、すぐにもう一度征服しなおさなければならなくなる。
ものごとをうわべだけいい加減にやるのが癖になると、このように必ず屈辱感を味わうことになり、自尊心が傷つくことになる。したがって、たとえ自己満足にすぎなかろうとも、何事も徹底してやるべきである。はじめのうちはたいした進歩は望めないだろう—進歩といっても微々たるものであろう。が、これからの長い人生のうちには勝利を手にすることができるだろう。
自分を鍛える
理想と現実は遠い。