人工知能に関する断創録

このブログでは人工知能のさまざまな分野について調査したことをまとめています(更新停止: 2019年12月31日)

脳のなかの幽霊

脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)

脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)

  • 作者: V.S.ラマチャンドラン,サンドラブレイクスリー,V.S. Ramachandran,Sandra Blakeslee,山下篤子
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 単行本
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を買った。AIではなく実物の脳に関する本。脳の臨床実験をもとに脳のメカニズム、心の哲学、意識の謎などが平易な文章で語られている。

著者のラマチャンドラン博士は幻肢の研究で有名なようだ。幻肢ってのは腕や足を切断した後も存在するように感じる現象のこと。存在しない指が手のひらに食い込んで痛みを感じるなどの奇妙な症状があるらしい。著者はこのような症状の臨床経験を通して脳科学を解説している。

読むと脳って不思議だなーと実感できる。自分もそれを持ってるってことがさらに不思議だ。

この本は

機械の中の幽霊 (ちくま学芸文庫)

機械の中の幽霊 (ちくま学芸文庫)

とごっちゃになっていてずっと読んだものと思っていた。機械の中の幽霊はずーっと昔に手に取ったことあったような気がする。内容的に関係あるのかな?

追記

養老さんの「解説」の中で『機械のなかの幽霊』を踏んでいるという指摘が書いてありました(p.330)