若い読者のための世界史
- 作者: エルンスト・H・ゴンブリッチ,中山典夫
- 出版社/メーカー: 中央公論美術出版
- 発売日: 2004/12/01
- メディア: 単行本
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書店をうろついてて面白そうだったので買ってみた。古代から現代までの歴史が話しかけるようなやわらかい文体で書かれてる。原書は1935年著者が25歳のときに書かれたものだってことが驚き。25歳って同年齢・・・これだけ広範囲の歴史をこれだけ分かりやすく書けるってのはすごい。
歴史が暗記科目だと思ってる人に最適な本だと思う。歴史は世界でもっとも壮大で、美しく、楽しく、悲しいドラマだってことに気がつかされる。
人の知能を解明しようとする古代から現代までのドラマをこの本みたいな文体でいつか書いてみたいなぁ。
けちつけるわけじゃないけど間違いを発見。
1章「昔、むかし」のp.6に1000億年前には巨大な生き物はおらず、ただカタツムリや貝が生きていたって書いてあるんだけど・・・1000億年前ってまだ宇宙もないよね?
宇宙ができたのは160億年くらい前、地球ができたのは46億年前、生命の誕生は40億年前って言われてる。1000億年前ってのはありえない。
この本が書かれたのは1935年だからまだそういう事実は明らかになってなかったのかな。今言われてる事実も本当にそうなのか、どういう根拠があるのか知らないんだけどね。