人工知能に関する断創録

このブログでは人工知能のさまざまな分野について調査したことをまとめています(更新停止: 2019年12月31日)

2005-01-01から1年間の記事一覧

画像をまとめる

今回はキャラクターやマップチップごとに別々のファイルになってた画像を1つのファイルにまとめてしまいます。rpg13.jar 画像をまとめる 今までは勇者(hero.gif)、王様(king.gif)、兵士(soldier.gif)といったようにイメージファイルをばらばらに用意し…

マップの読み込み

ファイルからマップを読み込めるようにしてみます。rpg11.jar マップファイルの構造 マップファイル(map.dat)の中身は次のようになってます。 16 16 1111111111111111 1111111111111111 1111111111111111 1111111111111111 1111000000001111 1111022222201…

火星の人類学者

火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者 (ハヤカワ文庫NF)作者: オリヴァーサックス,Oliver Sacks,吉田利子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2001/04メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 129回この商品を含むブログ (95件) を見るって本を読んだ。さま…

ロボット・エージェントとの対話

JEITA 自然言語処理技術に関するシンポジウムに行ってきた。今年は、ロボット・エージェントとの対話というテーマ。音声対話が中心だったけど、人工無脳のようなchatbotの研究にも少し言及されてた。初めて聞いた面白いネタがたくさんあったのでとても楽しめ…

機械の感情

以前から考えてた感情の意味について面白い説明があったのでメモっておきたい。 わたしの意見では、感情とは定型化された行動パターンで、それが生存価を持つことが証明されたために、自然淘汰を通じて強化されたものだ。明らかに、怒って闘ったり、怖がって…

HALとハル

SF

ハル (文春文庫)作者: 瀬名秀明出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/10/07メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 18回この商品を含むブログ (50件) を見る本屋ぶらついてたら瀬名さんのハルって小説見つけた。新作かなと思ったらあしたのロボット(2004/03/0…

ゲーム学会講演会

ゲーム学会の講演会に行ってきた。ゲーム学会会長の対馬勝英さんによる「ゲーム学会とゲーム業界のコラボレーションの可能性を探る」、パックマンの製作者岩谷徹さんの「ゲーム学会に望むこと」という講演。ゲーム学会は主に関西で大会が開かれているのであ…

心と脳の正体に迫る

心と脳の正体に迫る 成長・進化する意識、遍在する知性作者: 天外伺朗,瀬名秀明出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2005/09/17メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (15件) を見る瀬名さんと土井さんの対談集です。著者の天外伺朗と…

王様登場

勇者が1人のさびしい世界でしたがついに王様の登場です。ついでに王様のまわりをぶらぶらしてる護衛である兵士も登場させましょう。今回はこの2人を世界に組み込みます。勇者を表すCharaクラスを流用すれば簡単にキャラクターを増やすことが可能です。オブジ…

スクロール処理2

スクロール処理1(2005/10/10)の続きです。前今回はピクセル単位の移動を実装してドラクエっぽいスクロールを実現します。かくかくした移動ではなくて、滑らかな移動になります。イメージがわかない方はプログラムを実行してみてください。rpg10.jar ゲーム…

自然言語処理ことはじめ

自然言語処理ことはじめ―言葉を覚え会話のできるコンピュータ作者: 荒木健治出版社/メーカー: 森北出版発売日: 2004/06/12メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 90回この商品を含むブログ (17件) を見る薄い本だけど参考文献が充実してるし内容もわかりやす…

ゲームループとキー操作の改良

今まではキーイベントハンドラ keyPressed() に直接移動するコードを書いてました。こうしてしまうとキーを押し続けた場合、「ととととと」と勇者が速く移動してしまいます。そこで、今回はキー操作を改良して「とっ、とっ、とっ」と勇者がゆっくり移動でき…

Functional Integration using Simulated Environment

SF

未来の二つの顔(2005/10/13)の続き。 つまり、われわれは機械にどうすれば常識を持たせられるかを知ろうとしているんだ。赤ん坊は、生まれた時には、自分がいる宇宙やそこに共存する他の物体の基本的性質については、何も知らない。持っているのは、いくつ…

未来の二つの顔

SF

未来の二つの顔 (創元SF文庫)作者: ジェイムズ・P・ホーガン,山高昭出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1994/11メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (40件) を見るこんな面白いSFを見逃していたとは・・・題名から人工知能がらみの…

スクロール処理1

今までのプログラムはなんかドラクエっぽくないですよね。私も作っててどこか違うと違和感を持ちました。そんなわけでドラクエを取り出してプレイしてみたところあることに気がつきました。ドラクエでは移動しても勇者の位置は常に画面の中央なんですね。勇…

オブジェクト化

今まで作ってたプログラムはMainPanelクラスにすべての機能をつぎ込んでいました。今回はこれらの機能を別々のクラスに分割してJavaの特徴であるオブジェクト指向をフル活用していきます。今回はキャラクターを表すCharaクラスとマップを表すMapクラスを作り…

Strong AIが開く素晴らしき新世界

レイ・カーツワイルが描く「素晴らしき新世界」 著名発明家が予測「人類は最先端技術と『融合』する」(上) 著名発明家が予測「人類は最先端技術と『融合』する」(下) 面白い記事がありました。カーツワイル氏がまたすごいことを言ってます。 記者:あなたが…

ミンスキー氏の講演会

に行ってきた。人工知能の創始者の1人であり、人工知能の父*1と呼ばれる人だ。私にとってはチューリングやフォン・ノイマンと同列の伝説的な存在だなぁ。まさか直接講演が聴けるとは思ってなかった。最初入ってきたとき何かどっしりしてて怖そうな印象だった…

光のロボット

SF

光のロボット (創元SF文庫)作者: バリントン・J.ベイリー,Barrington J. Bayley,大森望出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1993/11メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見るロボットの魂(2005/09/15)の続編。世界最高の論…

愛情と目標

Minsky氏の講演会が近々あるのでそれに備えて、『Emotion Machine』を読んでいる。 Marvin Minsky氏来日!!!(2005/9/9) Part II の Attachments and Goals に面白いことが書いてあった。前に報酬の学習(2003/02/18)で 何を報酬とするか(つまりやりた…

初期誘導学習

瀬名秀明さんの『デカルトの密室』に面白い記述があった。 ぼくはこのガレージで初めて起動して以来、ほとんどの時間を自律モードでユウスケたちと一緒に過ごしてきた。でもぼくの身体は自律制御だけで動くわけじゃない。ユウスケに操縦されて、その通りに作…

Return to the Blocks World!

ダートマス会議再び(2005/08/14)の続き。かつての人工知能研究は、常識を持つ機械の創造という大野望のもとに進められたが、近年はその目標が忘れ去られ各分野が独自の道を歩んでいる。これからの人工知能研究は各技術を統合するメタ理論を構築する必要が…

ロボットの魂

SF

ロボットの魂 (創元SF文庫)作者: バリントン・J.ベイリー,Barrington J. Bayley,大森望出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1993/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (14件) を見るっていうSFを読んだ。このSFの主人公はジャスペ…

Personal Digital Assistance

前からほしいと思っていたPDAをついに購入した。PDAはPersonal Digital Assistanceの略だ。個人電子秘書とでも訳そうか。今のレベルでもスケジュール管理とかで結構役に立つと思うし、いろいろ遊べて面白いのだがPDAというレベルには達してないだろう・・・…

爬虫類脳

今日は野暮用で国立科学博物館に行ってきた。小さいときに一回行ったきりだったのですごく久しぶりだった。新館を一通り回ってきた。ジュラシック・コード〜人類700万年・封印された脳内恐竜の謎〜(2005/06/26)で 1つ根本的な疑問。恐竜(古い爬虫類の例と…

Marvin Minsky氏来日!!!

人工知能学会主催でMinsky氏の講演会が9月30日に開かれるようです。AI研究で大きな成果をあげるには?多様な「人間の常識」をコンピュータに持たせることが重要というテーマ。ダートマス会議再び(2005/8/14)で紹介した論文もMinsky氏のものです。常識の重…

知識発達ロボティクス

FIT2005に行ってきた。「脳科学と情報科学はどう融合していくのか」というイベント企画を聴いていたのだけどとても興味深かった。やはり強化学習をやっていたので浅田さん(阪大)の「知識発達ロボティクスによる心と脳の理解に向けて」が一番面白かった。従…

文法規則を推論するアルゴリズム

言語を分析し、自律的に文法規則を推論するアルゴリズム 米コーネル大学とイスラエルのテルアビブ大学は8月30日(米国時間)、各国の言語のテキストをスキャンして、自律的に文法規則を推論するアルゴリズムを開発したと発表した。人間が事前に情報を与える必…

養育本能を満たす人工知能

面白い記事があった。 『ニンテンドッグス』から「人が欲する人工知能」を考える。 要するに、われわれは世話をするのが大好きだということだ。『接続された心――インターネット時代のアイデンティティ』[邦訳早川書房刊]の著者で、デジタル時代に対する深い…

ハイスコアランキングの作り方

CGIへスコア情報を送信する(2005/8/7)でJavaプログラムからCGIへスコア情報を送信できました。また、サーバー上のファイルにスコアを保存する(2005/8/15)で送信されたスコア情報をサーバー上のファイルに保存できるようになりました。今回は最後の手順と…