2002-05-01から1ヶ月間の記事一覧
人工知能には強いAIと弱いAIという2つの立場がある。「知的であるかのように行為する機械を作れるか?」という問いに対して、できるという主張を弱いAIと言う。一方、知的に行為する機械は本物の、意識的な心を持っているという主張を強いAIと言う。おのおの…
A. M. Turing: Computing Machinery And Intelligence, Mind, Vol.59, pp.433-460, 1950.チューリングテストを提案したチューリングさんの論文に「機械には決してXができない」とXの例を列挙している部分がある。 親切であること、機知に富むこと、美しいこ…
下原勝憲: 人工生命と進化するコンピュータ下原さんの論文に面白い話が載っていたので引用。 現在、我々は、ティエラをネットワーク型に拡張し、インターネットなど地球規模のコンピュータ・ネットワーク上でのソフトウェア進化の実験を進めている。世界中の…
人間以外のものを知性的と呼ぶことは、人間の尊厳を汚すことになるのではないかという議論がある。人間が宇宙の中心であるという考えを変えなければならなくなるのがこわいのだ。だが、イルカや鯨、猿、犬、猫などが知的であることはまちがいない。知性とは…
A.I. [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2003/12/06メディア: DVD購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (61件) を見るを見た感想。ますますAIが誤解されそうな内容だった。そのものずばりAIなんて名前は付けないでほしかった…
直接研究とは関係ないが回顧録。内省してみると、いつからAIに興味を持ったのか覚えていない。初めてこの言葉を目にしたのは、ドラゴンクエストIVというゲームで、キャラクタ—が思考ルーチンを持って勝手に行動してくれることをAIと宣伝していた(大げさ)。…
考えるコンピュータ―人間の脳に近づく機械作者: R.C.シャンク,石崎俊出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 1985/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る1985年の古い本。この時代はAI全盛期?でエキスパートシステムを称えた本やAIは何でも…
形式と内容-内容指向人工知能研究の勧め-(2002/5/9)の続き。エンジニアリングへの応用:研究と現場の溝を越えて, 人工知能学会誌, Vol.14, No.3, pp.398-401というAIの工学的応用に関する座談会の記事を読んだ。今は、「人工知能氷河時代」と言われ、人工…
第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に害を及ぼしてはならない。 第二条 ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない。ただし、与えられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでは…
「AIマップ-形式と内容-内容指向人工知能研究の勧め-」へのコメントと回答という論文(人工知能学会誌, Vol.11, No.1)を読んだのだがとても興味深かった。人工知能研究のあるべき姿みたいな内容。今後の研究姿勢としても考える価値があることなので記録して…
という本を見つけた。AI 事典 第2版作者: 土屋俊,中島秀之,中川裕志,橋田浩一,松原仁,大澤幸生,高間康史出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2003/03/18メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (7件) を見る読んでみたら、AIで使われる言葉や概…
R. Alvertらは、WWWの(N=)8x10^8ページのリンク関係を調べ、ネットワークの直径を求めた結果、D=18.59と報告している。これは、任意の2ページ間を19クリックで到達できることを意味している。このように、ネットワークの要素数Nと直径Dのオーダに、O(D) …
今日、5月号の人工知能学会誌が届いたのでぱらぱら見てみたら、Web Intelligence という特集があった。武田英明, 知性のネットワークとしてのWWW―Webインテリジェンスに関する一考察―WWWは巨大な情報ネットワークであり、情報学のあらゆる分野(人工知能も含…
を勉強した。本は、WinstonとHornの『LISP』。内容はLispの文法的なものだけではなく、人工知能での応用まで書かれている。Lispは学会誌とかを読んでいるといろいろなところで出てきている。人工知能では必須のプログラム言語らしいので是非習得したい。Lisp…
というゲームをやってみた。オヤジの顔をした人面魚と会話するゲーム。ガゼー博士の実験島 シーマン~禁断のペット~同梱版出版社/メーカー: アスキー発売日: 2001/11/15メディア: Video Game クリック: 12回この商品を含むブログ (13件) を見る音声認識は単語…