人工知能に関する断創録

このブログでは人工知能のさまざまな分野について調査したことをまとめています(更新停止: 2019年12月31日)

2002-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Chatbot::Elizaのソース解読

ElizaのPerlスクリプトを読んでみた。まだ、Perlの文法で知らないところが多いので、細かいところはほとんどわからなかったが、どのように会話を作り出すかはわかった。あらかじめよく使われるパターンを列挙してリストが作ってあった。ユーザの入力の単語と…

Eliza

AIの分野で何か面白いものがないか探していたのだが、Elizaというのを見つけた。これも人工知能論でずーっと前に聞いたことがあるが、会話をするプログラム。Emacs、Mule、MeadowではM-x doctorで起動できる。ワイゼンバウムという人が1960年くらいに作った…

エージェントアプローチ人工知能

エージェントアプローチ人工知能 第2版作者: S.J.Russell,P.Norvig,古川康一出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2008/07/10メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 485回この商品を含むブログ (17件) を見る3年の人工知能論の講義で参考文献の1つに挙げられてい…

ヒトの脳ができること

まとまってないけど、ひとまず考えたことを列挙。推論できる。予測できる。計算できる。学習できる。記憶できる。言語を使える。翻訳できる。会話できる。思い出せる。世界像を自己形成できる。自己組織化できる。概念を形成できる。曖昧さに対処できる。意…

ニューラルネットの学習

Cでつくるニューラルネットワークという本の1番最初のプログラムを書いて実行してみた。この例題は赤と赤、白と白を混ぜると色は変わらない。赤と白を混ぜると色が変わるというのをニューラルネットに学習させるというもの。バックプロパゲーション(誤差逆…

人間にできてコンピュータにできないこと

を考えてみるようヒントを頂いたので、本を何冊か調べてみることにした。というわけで手始めにH. L. ドレイファスの本を読んでみた。コンピュータには何ができないか―哲学的人工知能批判作者: ヒューバート・L.ドレイファス,Hubert L. Dreyfus,黒崎政男,村若…

わが国におけるバイオインフォマティクスの将来戦略について

という五條堀孝さんのお話を聴いた。バイオインフォマティクスには2つの立場、生命を情報の流れてして見る情報生命科学(Information Biology)と生命科学に情報技術を使うバイオITがある。一つ目の立場では、システムとして統合化してシミュレーション(ド…

産総研(つくば)でGAに関する研究の見学

させてもらった。進化型ハードウェアについてだった。まず義手を見た。義手をつけている人が回りにいないので知らなかったが、筋電義手と言って、腕の筋肉から出る電位を利用して動かせることを始めて知った。しかし、筋電には個人差があるらしく、以前は(…

ニューラルネットワーク

Cでつくるニューラルネットワーク作者: 平野廣美出版社/メーカー: パーソナルメディア発売日: 1991/03メディア: 単行本 クリック: 37回この商品を含むブログ (10件) を見る上の本を借りた。この本はニューラルネットの説明だけでなく、実際にC言語を使ってプ…

脳をつくる

脳をつくる―ロボット作りから生命を考える作者: 中野馨出版社/メーカー: 共立出版発売日: 1995/08メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見るという本を借りた。ここに、その意義が載っていたので引用。 この種の研究は、脳の機能を工…

ゲノムと情報圧縮

『情報処理』に面白い話が載っていた。60兆といわれる細胞の集合体である人間を再構成するのに必要な情報がたった30億文字(CD-ROM1枚分ちょっと)しかないという事実だ。遺伝子に限っては3万〜4万程度しかない。そこで、どのようにすれば30億文字に人間を再…