アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))
- 作者: フィリップ・K・ディック,カバーデザイン:土井宏明(ポジトロン),浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1977/03/01
- メディア: 文庫
- 購入: 70人 クリック: 769回
- この商品を含むブログ (422件) を見る
のパロディは結構目にしていたのだが、元のSFを読んだことがなかったので読んでみた。人工の電気羊しか持っていないリックが、本物の動物を買うために莫大な懸賞金がかけられたアンドロイドを狩るという救いようのない話。
アンドロイドはロボットやヒューマノイドと違って人間そっくりというニュアンスが強いようだ。ロボット、サイボーグ、ヒューマノイド、アンドロイド(2002/10/27)。
人間そっくりのアンドロイドと本物の人間を区別する方法が結構面白い。
ディックは、感情移入を人間の最も大切な能力と考えているのです。本書の中での共感ボックスの役割も、また、人間とアンドロイドとの鑑別に感情移入度検査が使われている理由も、これでなっとくできます。
p.315
「ロボットのように」という形容が通常何を意味するかを考えてみれば多くの人がどう考えているか理解できる。ディックさんが上のように考えるのも自然だ。まあ、そのうち逆転するかもしれないけど・・・映画A.I.(2002/05/18)の世界みたいに。
なぜこんな不可解なタイトル(英題:Do Androids Dream of Electric Sheep)がついてるのか結局理解できなかった。何を表してんだろう・・・映画も出てるらしいけど本の内容から推測するに描写がきつそうだ。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2002/07/05
- メディア: DVD
- クリック: 107回
- この商品を含むブログ (140件) を見る