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人工知能に関する断創録

人工知能、認知科学、心理学、ロボティクス、生物学などに興味を持っています。このブログでは人工知能のさまざまな分野について調査したことをまとめています。最近は、機械学習、Deep Learning、Kerasに関する記事が多いです。



火星の人類学者

火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者 (ハヤカワ文庫NF)

火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者 (ハヤカワ文庫NF)

って本を読んだ。さまざまな脳の障害を持った人々と著者のオリヴァー・サックスの交流を描いたエッセイ。「見えて」いても「見えない」という話が一番興味深かった。

生まれながらの盲人が、手で立方体と球体を識別することを学んだとする。そのひとが視力を取り戻したとき、触らずに・・・どちらが球体でどちらが立方体か見分けることができるだろうか。

火星の人類学者、p.169

経験主義者ロックは、この質問にNOと答えたそうだ。またバークレーは、視覚と触覚は必ずしも関連がなく、両者の関係は経験によって成り立ちえると結論づけたと書いてあった。一方、形でなく色は学習せずともはじめから認識できるそうだ。これはかなり不思議であまり想像もつかないが事実多数の患者で確かめられたことらしい。

ロボットで視覚と触覚の連合を学習で獲得するような研究はされてそうだな。